変換番長Pro　CLPC-CFSxSI321 | クラシックPC救済委員会 | 各種変換、中継アダプタ | PCパーツと自作パソコン・組み立てパソコンの専門店

　制作品概要
【ハードウェア概要】 エミュレータ各種HDDイメージ(hdi/hds/hdf/hdn/nhd等)を、SASI/SCSIインターフェイスを持つ実機へ接続するための変換機です。新規作成したHDDイメージや、既存のエミュレータHDDイメージをCFカードへ放り込むだけで、いとも簡単に最大７台分まで接続することができます。「シンプルで簡単」をコンセプトにいたしましたので、設定ファイルなどの外部ファイルを使用したり、専用ソフトでHDDイメージファイル編集などのような煩雑なことを一切せずに、SASI/SCSI ID指定(指定すれば接続)、シリンダ数、ヘッド数、セクタ/シリンダ数、セクタ長、ベンダー名、装置情報、リビジョン番号を、イメージファイル毎に設定できるカラクリを仕掛けさせていただきました。同容量のファイルのシリンダ数・ヘッド数を簡単に設定して愛機の限界値を探ったり、イメージファイルごとにお気に入りのベンダー名を設定したり、既存のHDDの設定コピーをしたりと、幅広くお楽しみいただくことが可能です。

【ソフトウェア概要】 イメージファイル作成ツールをクラシックPC研究会様がダウンロード頒布いたします。

【製作のきっかけ】 Windows10、PC9801、X68000の間でのファイルのやり取りを、もっと簡単にできないかと思い、エミュHDDイメージを直接実機へ接続できる変換機を作りました。最初はMO変換機を作ってファイルの受け渡しをしてたのですが、エミュHDDイメージであれば、イメージファイル編集ソフトのDiskExplorerさんを使ってWindows10上でファイル管理を行うことができますし、HumanやFreeDOS(x86)などで既に環境が整えられたものをWEBから入手することが出来るなと思いまして、今回の変換機となりました。バックアップもWindows10上でHDDイメージファイルをコピーするだけなので楽です。
　前回のFPGAとくらべて、マイコンという点とFATのオーバーヘッドがあるという点で、正直、転送速度は落ちますが、転送処理をアセンブラで作ることにより、速度低下を感じさせないほどの転送速度(理論値3MB/s)は確保できたかなと思います。起動時間は、電源投入→CFカード認識→FAT処理→ファイルマウント完了（7ファイル）まで大体400ms(0.4秒)です。この速度なら、起動速度が鬼っ早のPC-88VAシリーズでも無事に起動してくれるのではと思っております。

【開発環境概要】
　今回は国産マイコン（ルネサスエレクトロニクス社さん製）を使用して作らせていただきました。ルネサスさんが旧NECという事で応援したいということや、日本にもっと貢献がしたいなという思いから国産マイコンにしております。ルネサスマイコンは、多機能で安定していて耐久性があって、非常に扱いやすいマイコンです。今回の変換機も、末永く使っていただけることと思います。

本体仕様(予定)
【本機種名】CompactFlash to SASI/SCSI Comverter PRO
【本機品番】CLPC-CFSxSI321
【電気的仕様】 動作電圧:+5V(誤差5%以内)/本体消費電力:200mA ターミネーター消費電力:920mA
【コネクター数】 SASI/SCSI側 : 内蔵(1) 外付(2) / CF側 : 1 / 電源側 : 1
【コネクター形状】 SASI/SCSI側: ボックスヘッダ50ピン / CF側:CF専用コネクター / 電源側: ペリフェラルミニ４ピン
【インターフェイス】 SASI/SCSI
【サイズ】 内蔵(W:100mm D:70mm H:9mm) 外付(W:155mm D:100mm H:37mm
【メーカー保証】 本機ご購入後、あるいは本機到着後から90日間
【同梱品】 本体/本体マニュアル保証書、★★★不用品高額買取してます！下取りなら更にUP★★★